<Header>
<Author: 李白>
<Title: 登金陵鳳凰臺>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 金陵（きんりょう）の鳳皇臺（ほうわうだい）に登（のぼ）る >
<BookPage: 62>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
鳳凰臺上鳳凰遊，
鳳去臺空江自流。
吳宮花草埋幽徑，
晉代衣冠成古丘。
三山半落青天外，
二水中分白鷺洲。
總爲浮雲能蔽日，
長安不見使人愁。
<End Poem>
<Translation>
鳳凰臺の上を鳳皇が翔り飛んでいるといったのは、むかしのこと。鳳皇は飛び去ってしまい、むかしの臺も残っていない。あたりには揚子江が滔滔と流れている。
吳宮の庭に咲きほ こった木々や草の花は、今はほの暗い小道のなかに埋もれてしまった。きらびやかな衣冠をつけた晋代の王侯貴族たちも今は古びた岡のべの土となってしまった。
はるかに三山を望めば半分は青空のかなたに落ちかかったようにかすれて消え、奥地から出て來た川が白驚洲のあたりで二つにわかれて郊外をめぐっているのが見える。
長安のあたりと思われる方角を見ると、浮き雲がたちこめて日をおおいつくし、何も見えない。どちらにしても、もちろん長安が見えるはずはないのだが。わたしは憂鬱なおもいにとさされてくる。
<End Translation>
<Formatted Translation>
鳳凰臺の上を鳳皇が翔り飛んでいるといったのは、むかしのこと。
鳳皇は飛び去ってしまい、むかしの臺も残っていない。あたりには揚子江が滔滔と流れている。
吳宮の庭に咲きほ こった木々や草の花は、今はほの暗い小道のなかに埋もれてしまった。
きらびやかな衣冠をつけた晋代の王侯貴族たちも今は古びた岡のべの土となってしまった。
はるかに三山を望めば半分は青空のかなたに落ちかかったようにかすれて消え、
奥地から出て來た川が白驚洲のあたりで二つにわかれて郊外をめぐっているのが見える。
長安のあたりと思われる方角を見ると、浮き雲がたちこめて日をおおいつくし、何も見えない。
どちらにしても、もちろん長安が見えるはずはないのだが。わたしは憂鬱なおもいにとさされてくる。
<End Formatted Translation>